PATS 17157-1913 &c. PAT.U.S.A.1187840-1916 &c.Seris.J.M.2 No5917
スピニングリールにとって世紀の大発明、スプールによるドラッグ機構が初めて取り入れられました。
そうです。僕が手にしているイリングワースも「チリチリ」と音が鳴ります。
手にとってみると小さいです。中型のトラウトまでがターゲットの限界までです。実際大型のスピニングリールを開発に取り組んだと言われておりますが、実際、市場には出ていません。
当時の発売していた値段はわかりませんが、かなり高価であったことは事実です。
1930年代に入ると本体基部が真鍮からアルミ合金に変わっていきますが、僕が持っているのは真鍮です。
クリスマスは、世界中から、ほとんど1年中で出品されないような物が数多く出品されました。
日本のヤフオクは、相変わらずでした。
やはり、欧米ではクリスマスという日が本当に特別な日だなあ。と感じさせられました。
送り主は、PPBlommers willinklann 7 21・・BENNEDROEU THE NETHERLANDSでした。
やはり、オランダからでした。
僕がイリングワースを知って、手入れる発端となった「ベールアームは世界を回る」の作者を新聞が取り上げておりましたのでご紹介します。僕もリールに傷が付くので、使用できません。
「ベールアームは世界を回る」を書いた 国吉昌秀さん
秘密の快楽、図鑑で公開
2008年09月16日 09:13
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ベールアームは世界を回る―ザ・スピニングリール・コレクション
福岡市の自宅マンションには半世紀から1世紀前の約700個の世界のリールが棚を占拠している。釣り人垂涎(すいぜん)のコレクションだ。
「このリールを前にビールを飲むのが最高の時間です」
真のコレクターは自分の収集品を絶対に公開しない。どの分野でも収集は秘密の快楽だ。コレクターのタブーを犯して本という形で公開した。「スピニングリールの歴史を世界的な視野でまとめた本がなかったから自分で書こうと思ったんです」
コレクターは優れた研究者でもある。カラー写真を豊富に使った、これまでにない「世界スピニングリール図鑑」ともいえる「大魚」を釣り上げたのだ。タイトルの「ベールアーム」はスピニングリールの特色のリール先端にある糸を巻き取る腕のような装置だ。
1950年、沖縄・那覇に生まれた。少年時代から釣りをしていたがリールに興味はなかった。大学卒業後、1級建築士として大手建設会社に就職。83年からのアメリカ・ロサンゼルス勤務が収集を始める契機になった。
「フリーマーケットのがらくたのなかにリールがあり、それを買い集めるうちに火がつきました。リールの機能美に、美しさに魅(ひ)かれました」
7年間の勤務で必死に英語力を磨き、その語学力が国際ネットオークションでの収集や資料調べに大活躍をする。
現在、釣り人が何げなく使っているスピニングリールは05年、イギリスの毛織物業社のイリングワースが発明した「イリングワースー1」。この原型から模倣や進化が生まれ、欧米、日本とスピニングリールは広がっていく。小さなリールだが、その進化、拡大、普及は近代工業史、経済史と重なり合う。その点をしっかりと詳述しているのも特徴だ。
「爆発的にリールが一般の釣り人に普及するのはやはり戦争の後で、そこには戦争の傷、疲れを癒やすものが釣りにあったと思います」
昨年、社を退職し、現在は韓国の建設会社の顧問としてソウルで勤務。休暇で福岡に帰ったときは釣りを楽しむ。「リールは傷がついたりするので使いません。タイの手釣りが一番好きです」
(編集委員・田代俊一郎)
(つり人社・2100円)
=2008/09/14付 西日本新聞朝刊=
コメント(2)
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初めまして、
ベールアームは世界を回るの著者國吉と申します。
拙著のご購入ありがとうございました。
それとご親切なコメント嬉しく思います。
イリングワース3は実に可愛らしいリールでしょう?
購入された製品は極めて良いものかと推察します。
ここまでの状態ではなかなか残らないようです。
なお私は海釣りは何でもします。
勿論現役リールも多くありますが最近は手釣りが特に好きになっただけです。
ボート釣りも楽しそうですね。
ではありがとうございました。
2009/1/13(火) 午後 7:58[ kun*y*sh*mas*hide ]
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えー。まさか著者のご本人からコメントをいただけるとは大感激です。
ありがとうございます。
やはり、イリングワースNo.3を手にとってみると、すばらしいリールです。
本当に100年近く前にパテントを取った物とは思えません。
この本に僕が出会えたことは非常に嬉しいです。
出会えたからこそIllingworthNo.3、HARDY ALTEX NO 1 MKV のすばらしいリールに出会うことができました。
本当にありがとうございました。
僕が勝手に本をご紹介させていただいたことに、大変申し訳ありませんでした。
また、このような本を書かれた國吉さんからコメントをいただき、重ね重ねありがとうございます。
2009/1/14(水) 午前 0:44[ PRODUCT-HIRO ]
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