やっと手に入れました。
カースウエルズ・モディファイド・イリングワース(CARSWELL’S MODIFIED ILLINGWORTH)リールのパテントは1932年まで有効のはずでしたが、何らかの理由で更新手続をしていませんでした。
1926年アーサー・アラン(Arthur Allan)がスピネット(SPINET)として新しいパテントを取得しています。
これがカースウエル(CARSWELL)のリールとしてスピネットが酷似している理由です。
この頃は、既にイリングワースー3が後継機として人気を博していました。しかし、この古いタイプのリールですが、スピネットは大成功を収めます。
価格は、イリングワースー3の3割から5割安、部品数を少なくして、なるべく単純にし、互換性を持たせることで修理を楽にしました。
初期の段階で製造されたタイプは、ドラッグ機能がなく、後年のタイプはスプールの固定キャップで調整できます。
後年の最後では、レシプロケーションを行えるタイプも出来たが、ごく限られた生産量だったといわれた。
「ベールアームは世界を回る」より抜粋
今回のスピネットは、MK2トラウトサイズでドラッグ機能が付いたものです。
ベールアームのスプリングが弱くなっている。
Vintage Arthur Allan Spinet
Threadline spinning reel
MK 2 trout size with exposed gearing and central drag control
Reel dates from 1930s and is in VG condition. Usual black paint loss
bale arm spring weak.
(ヴィンテージアーサーアランスピネット スレッドラインスピニングリール MK 2トラウトサイズ、露出したギアと中央ドラッグコントロール リールは1930年代のもので、VG状態です。通常の黒色塗料の損失 ベールアームスプリングが弱い。)
0 件のコメント:
コメントを投稿